出水ぽすか氏の名を世界に知らしめた金字塔が、2016年から2026年にかけて『週刊少年ジャンプ』で連載された『約束のネバーランド』です。緻密なサスペンスと脱獄劇を描いた原作者・白井カイウ氏のプロットに対し、出水氏の作画がもたらした相乗効果は計り知れません。
特に「鬼」と呼ばれる異形の存在たちの不気味で独創的なビジュアルや、ハウス内の温かみと絶望が同居する背景美術は、読者を一瞬でダークファンタジーの世界へ引き込みました。白井氏の描く重厚な心理戦と、出水氏が描くキャラクターたちの豊かな感情表現が見事に融合したことで、国内外の漫画賞を総なめにする大ヒットへと繋がりました。
二人の信頼関係は連載終了後も深く続いており、『ポピィの願い』『心霊写真師 鴻野三郎』『DC3』といった珠玉の読切短編集『白井カイウ×出水ぽすか短編集』の刊行や、各種企画展での特別描き下ろしなど、漫画史に残る名タッグとして今もファンを魅了し続けています。