渡米当初、慣れない海外生活や環境の変化に直面したのは夫だけではなかった。言葉の壁や生活習慣の違いに戸惑いながらも、深津氏は一歩も引かずに夫の横に立ち続けた。ある関係者の話によれば、移籍や登板機会の変更が頻繁に起こるメジャーリーグの世界において、彼女は常に冷静さを保ち、家庭内を「最も安心できる場所」に保ち続けていたという。
また、菊池投手がマウンドで苦しい時や怪我のリスクと戦う時、彼女は決して感情的にならず、静かに耳を傾ける存在であったとされる。遠征先からの電話や試合後のわずかな時間においても、彼女の発する言葉は常に前向きで、夫の精神的な安全基地となっていた。このような強固な信頼関係こそが、過酷なメジャーの海を泳ぎ切る夫婦の真の絆だ。