テレビの画面越しにはいつも笑顔を見せていた彼女たちだが、黄金期のスケジュールは過酷そのものだった。早朝から深夜に及ぶ番組収録、過密なコンサートリハーサル、そして全国各地への移動。少女たちの身体的・精神的負担は限界に近かったという。ステージの袖で見せた疲労困憊の表情、プロとして舞台に立つための過酷な自己管理。つんく♂をはじめとする制作陣の厳しい要求に応えるべく、裏では血のにじむような努力が積み重ねられていた。
「当時は自分が何者なのか、何のために走っているのか分からなくなる瞬間もあった」——後年、そう振り返るほどの密度の濃い日々。表の華やかさと背中合わせにあった知られざる裏側こそが、彼女をタフでしなやかな表現者へと育て上げた原動力にほかならない。