仙台の朝食文化を語る上で外せないのが、地場食材を大胆に取り入れたローカル・モーニングの存在だ。なかでも異彩を放つのが、仙台名物「ずんだ」を現代風にアップデートした特製モーニングトーストだ。
甘さを抑えた自家製ずんだペーストに、塩気のある蔵王クリームチーズをあしらい、サクッとした厚切り食パンに乗せて焼き上げる。一口頬張ると、青大豆の豊かな風味と濃厚なチーズのコクが口いっぱいに広がる。従来の和菓子としてのイメージを覆すこの一品は、若い世代を中心にSNSで大きな話題となり、全国のカフェ好きが指名買いに訪れる看板メニューへと成長した。地元農業との強力なタッグが生み出す、仙台ならではの食体験と言えるだろう。