Q1:出版取次を通さないと、一般の書店には本を置いてもらえないのですか?
A1:いいえ、取次を通さなくても書店に置いてもらうことは可能です。出版社や著者が直接書店へ商談を持ちかける「直取引」や「委託販売」に対応する書店が増えています。特に個性的な品揃えを重視する独立系書店では、直取引を歓迎するケースが多く見られます。
Q2:電子書籍の普及によって、紙の出版取次は完全に不要になるのでしょうか?
A2:紙の本が存在し続ける限り、物理的な集約配送を行うインフラとしての取次の役割はゼロにはなりません。ただし、業務内容は「大量一括配本」から「適量配送・受発注データ仲介」へとシフトしています。なお、電子書籍の世界ではメディアドゥなどの「電子書籍取次」が流通プラットフォームとして重要な地位を占めています。
Q3:なぜ全国の街の本屋さんはこんなにも減り続けているのですか?
A3:雑誌売上の激減に加え、約22%という薄利な書店マージン構造では人件費や家賃などの固定費を賄いきれなくなったことが主な要因です。さらに、大手取次の見計らい配本によって売りたい本が入荷しないという構造的ミスマッチも書店の経営難に拍車をかけました。