民進党の合流了承直後、政界に強烈な激震が走りました。小池百合子氏は2017年9月29日の記者会見において、民進党出身者を全員受け入れるのではなく、安全保障関連法への賛同や憲法改正の姿勢を個別に審査する「踏み絵」を課すと明言したのです。その際、記者からの「リベラル派を切り捨てるのか」という質問に対し、小池氏が放った決定的な一言が政界の潮流を180度反転させました。
「全員を受け入れる考えはさらさらない。排除されないということはございませんで、排除いたします」
この「排除」という極めて選別的な言葉のニュアンスは、傲慢で上から目線な姿勢としてテレビのワイドショーやSNSで猛烈な批判を浴びました。これにより、希望の党が掲げていた「寛容な改革保守」というブランドイメージは一瞬にして失墜し、無党派層の支持が一気に離反していきました。
小池氏による選別と排除に直面した民進党リベラル派の中心人物・枝野幸男代表代行(当時)は、2017年10月2日に「立憲民主党」の結党を緊急宣言しました。「国民の声を受け止める器を作る」と訴えた枝野氏の姿勢は、不条理に排除された者たちへの同情と共感を急速に呼び起こし、巨大な世論のうねりを生み出すことになります。