「昔のスナックって、いくらかかるか分からなくて怖かったじゃないですか。でもここは明朗会計で、SNSでママの雰囲気も事前にわかる。居酒屋より落ち着くし、バーより温かいんです」
明石駅近くのビル3階にある店舗で出会った24歳のWebデザイナーは、そう言って笑顔を見せた。彼女の言葉通り、現在のスナックブームを牽引しているのは20代〜30代の若年層と女性客だ。背景には、明石市内の店舗が相次いで導入した「明朗チャージ制」と「デジタル情報発信」がある。
初回セット3,000円〜4,000円(飲み放題・カラオケ込)といった明確な価格提示が標準化。さらにInstagramやTikTokで店内の日常やママの人柄をショート動画で公開する店が増えたことで、ドアを開ける前の心理的恐怖心が完全に解消された。結果として、「昭和レトロ」のエモーショナルな雰囲気を楽しみたい若者が、まるでカフェに寄る感覚で店を訪れている。