シーズンが終盤の北米ラウンドを目前に控えた秋、衝撃的なニュースが世界を駆け巡った。運営母体であるW Series Ltdが深刻な資金ショートに陥り、残り2戦を残してシーズンを中断・打ち切りにせざるを得なくなったのだ。
ドライバーから参加費用を徴収せず、自社で全額負担するという革新的なビジネスモデルは、理想的でありながらあまりにも脆かった。期待されていた大口出資者の土壇場での撤退や契約不履行が引き金となり、資金繰りが急速に悪化。栄光のシーズンはあまりにも突然、不完全燃焼のまま幕を閉じることとなった。