参政党のキーマンである神谷宗幣氏の足跡を辿ると、党の独自の成り立ちが見えてくる。地方議員としての活動を経て、既存政党の既得権益や構造的限界に直面した同氏は、市民自身がゼロから党を創り上げる「DIY政党プロジェクト」を始動させた。
「自分たちで学び、政策を作り、政治を動かす」という参加型モデルは、政治から取り残されたと感じていた層に強い当事者意識をもたらした。神谷氏の発信力やカリスマ性が求心力となっているのは事実だが、その運動形態は草の根の市民運動の延長線上にあり、神谷氏本人が特定の宗教的指導者として君臨しているわけではない。