高い効果を持つ一方で、使用環境や摂取方法によっては注意すべきリスクが存在します。安全に使い続けるために押さえておくべき2大チェックポイントを解説します。
第1のリスクは、給湯器や風呂釜の追い焚き配管への影響です。塩化マグネシウムは「塩素」を含むため、高濃度で長時間放置すると金属やセンサー部品、ゴムパッキンを腐食・酸化(錆び)させるリスクがあります。市販の浴用製品の多くは塩分(塩化ナトリウム)を除去した高純度品ですが、「追い焚き運転は避けて足し湯で温度を調節する」「入浴後は速やかにお湯を抜き、循環口フィルターを水洗いする」という運用を守ることで、設備トラブルを確実に防げます。
第2のリスクは、過剰摂取による消化器症状(副作用)です。塩化マグネシウムは腸管内で水分を引き寄せる作用(浸透圧性下剤と同様の働き)を持つため、水に溶かして飲む場合やにがりを過剰に摂取すると、激しい下痢や軟便を引き起こします。特に腎臓に疾患がある方はマグネシウムの排泄機能が低下しており、高マグネシウム血症を招く危険があるため、自己判断での経口摂取は避け、必ず医師に相談してください。