時代の変遷とともに、議論の舞台は地上波テレビからインターネット空間、そしてABEMAをはじめとする新しい動画配信プラットフォームへと移行した。しかし、メディアの形が変わっても、人間が未知のものに抱く好奇心と不安の構造は変わらない。
かつてマスメディア・放送業界が担っていた過激な討論は、現在ではネット番組やSNS空間で日々形を変えて再生産されている。アルゴリズムによって好みの情報だけが増幅される現代のネット空間では、むしろ地上波時代よりも極端なオカルト言説や陰謀論が先鋭化しやすい環境が生まれている。
スタジオで反対派と顔を突き合わせ、激しく言葉を交わしたかつての番組スタイルは、自分と異なる視点に強制的に晒される貴重な空間でもあった。フィルターバブルに閉じこもりがちな現代人にとって、徹底的に異論をぶつけ合うダイナミズムは今こそ求められているのかもしれない。