「リフティングが上手くても試合で使えない」という批判は根強い。しかし、最新のスポーツ科学と育成の現場では、その見解は過去のものとなりつつある。正しいフォームで行うリフティングは、サッカーにおけるあらゆる基本動作の土台となるからだ。
足甲(インステップ)の面作りと軸足の柔軟性
正確なリフティングを続けるには、蹴る足の面(ミートポイント)を毎回ミリ単位で一定に保つ必要がある。さらに重要なのは軸足だ。軸足の膝が伸び切っていると、ボールの勢いを吸収できず、すぐにバランスを崩す。リフティング教室では、蹴る足以上に「軸足の抜くタイミング」と「重心の落とし方」を徹底的に叩き込む。
「脱力」と「集中力」が生み出す再現性
初心者の多くは、全身に力が入った状態でボールを蹴り上げてしまう。肩の力を抜き、インパクトの瞬間だけ必要な筋力を使う「脱力」の感覚。これこそが、試合中の緊迫した場面で吸い付くようなファーストタッチを生み出す。リフティング教室は、この言語化しにくい感覚を可視化して伝えるプロフェッショナルなのだ。