個体数が減っているからといって、保護しようとして自宅に連れ帰る行為には法的な注意が必要です。日本には「鳥獣保護管理法(野鳥保護法)」が存在し、野生鳥獣の無許可捕獲や卵の採取、飼育は原則として法律で固く禁止されています。
春から初夏にかけて地面に落ちているスズメを見かけることがありますが、その多くは飛ぶ練習中の「巣立ち雛(ヒナ)」です。近くの木陰や物陰から親鳥が見守っており、人が近づいて連れ去ってしまうと「誤認保護(親子の引き離し)」になってしまいます。
弱っているように見えても、猫や車などの直接的な危険がなければそのまま見守るのが鉄則です。どうしても車道などで危険な場合は、手袋等をして近くの植え込みや高所へ避難させる程度にとどめ、自然の営みに介入しすぎない姿勢が求められます。