「買ったはいいが設置できなかった」「数年で扉が開かなくなった」というトラブルを回避するため、現場のプロである外構施工技士が最も重視するのが設置場所の下地と離隔スペースの確保だ。
第一に、物置本体のサイズぴったりに場所を選んではならない。屋根の出幅(ふき出し部)や、施工時に作業員が工具を差し込むためのスペースとして、背面・側面ともに最低でも10〜20cm程度の余裕が必要となる。隣地境界線やエアコン室外機との位置関係は事前に厳密に測定しておくべきだ。
第二に、土や砂利の上に設置する場合は、地盤沈下による傾きを防ぐための地ならし(転圧)と転倒防止アンカー工事が必須だ。強風による転倒事故は製品の破損にとどまらず、近隣への重大な二次被害を引き起こすリスクがある。diyで設置を試みる場合でも、アンカー工事だけはプロの業者に依頼することを強く推奨する。