Googleなどの検索窓に店名を入力すると、サジェストに「まずい」と表示される現象は、ほうとう不動に限らず多くの有名店で見られます。しかし、不動に関する否定的な意見を精査していくと、単なる味の良し悪しではなく「期待していた味とのミスマッチ」が最大の要因であることが浮き彫りになってきます。
一般的な山梨のほうとうといえば、かぼちゃが煮崩れて溶け込んだドロッと濃厚な味噌スープに、豚肉や油揚げなどの油分が溶け出したこってり味を連想する人が大半です。ところが、ほうとう不動が提供する一杯は、動物性油脂に頼らず、昆布や椎茸、煮干しの出汁と野菜本来の甘みを主軸に据えた澄んだ白味噌仕立て。この根本的なスタイルの違いを理解せずに口にした観光客が、「思っていた味と違う」「パンチが足りない」と失望し、低評価の口コミを投稿するケースが後を絶ちません。
また、富士五湖エリア随一の知名度ゆえに、普段は薄味や郷土料理に馴染みのない幅広い層が来店することも、評価が極端に二分される理由の一つです。