流星観測において、天球上の最大の敵は何か。寒さでもアクセスの悪さでもなく、実は「月明かり」だ。満月が夜空に煌々と居座れば、淡い流星の光はことごとくかき消されてしまう。しかし、2026年8月12日から13日にかけてピークを迎えるペルセウス座流星群は、完璧な新月期の真っ只中に突入する。
月明かりの影響が文字通りゼロ。つまり、街明かりの届かない暗闇へ足を踏み入れさえすれば、1時間に数十本から、条件が良ければ100本近い流れ星が夜空を駆け抜ける圧倒的な光景を目撃できる計算だ。真夏の夜風を感じながら芝生に寝転がり、視界いっぱいに広がる天体ショーを眺める――これ以上の贅沢が他にあるだろうか。