読者が最も気になるのは「そんな睡眠時間で健康を害さないのか」「早死にするのではないか」という点でしょう。睡眠医学の標準的な見解では、慢性的な睡眠不足は生活習慣病、免疫力低下、認知機能の減退、うつ病などのリスクを高めると警告されています。本来の「遺伝的ショートスリーパー」は人口の1%未満(DEC2遺伝子等の変異保有者)とされ、後天的な訓練で短時間睡眠になることには医学界から強い疑義が呈されています。
これに対し、堀氏は定期的に受診している人間ドックや詳細な血液検査の結果を自身のSNSや動画で公表しています。肝機能、中性脂肪、血糖値、血圧といった主要なバイタルデータはいずれも正常値の範囲内に収まっており、血管年齢も実年齢より若いという驚くべき数値を維持しています。
ただし、医学の専門家らは「堀氏自身の特異な体質や高いストレス耐性が影響している可能性が高く、万人に同じ健康維持効果が当てはまるとは限らない」と指摘します。個人の成功事例と、普遍的な科学的根拠(エビデンス)との間には依然として大きな隔たりが存在します。