「受話器を耳に当てる前に、お金を入れるの?」 「ダイヤルって、ボタンを押すだけでいいの?」 小中学校の防災訓練で公衆電話の使い方の授業が導入されるほど、今の子供たちにとってこの機械は謎に満ちている。
スマホのように「画面をタップして発信」というプロセスに慣れきった世代は、まず「受話器を持ち上げてツーという音(発信音)を確認してからお金を入れ、ダイヤルする」という手順が踏めない。このステップを間違えると、いくら10円玉を投入しても機械に弾かれて戻ってきてしまう。家庭内での防災会議のテーマとして、実際に子供と一緒に公衆電話を使ってみる体験は極めて有効だ。