弦音が高鳴る至高の逸品:市毛弓具店が守り続ける伝統技術と弓道家の絆

弦音が高鳴る至高の逸品:市毛弓具店が守り続ける伝統技術と弓道家の絆

今注目を集めている 弦音が高鳴る至高の逸品:市毛弓具店が守り続ける伝統技術と弓道家の絆について、主要な情報を分かりやすく掲載しています。

弓具作りにおいて、素材選びは生命線だ。特に竹弓は、自然の竹材が持つ個性を完全に見極めなければならない。

竹は一本ごとに強靭さやしなりが異なる。寒暖差の激しい時期に伐採された竹を乾燥させ、火入れ(ひいれ)と呼ばれる工程で歪みを極限まで取り除く。市毛弓具店で扱う弓や矢は、こうした緻密な工程を経て射手の手に渡る。

矢のバランス調整:「のぎあわせ」と目方切り

矢の製作における職人技の白眉が「目方(めかた)切り」と「のぎあわせ」だ。4本あるいは6本で一組となる矢(近的矢)は、1ミリグラム単位の重量差すら射距離に影響を与える。

  • 軸(シャフト)の選別:竹軸、アルミ軸、カーボン軸のそれぞれの特性を活かした重量の均一化。
  • 矢羽根の選定:鷲羽、鷹羽、ターキー(七面鳥)などの羽根を、風の抵抗と回転力を考慮して切り揃える。
  • 重心の最適化:板付(矢先)と筈(はず)のバランスを取り、矢がまっすぐ飛ぶ「矢走り」を実現。
竹弓の仕立てと職人の手元
阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。