私たちが日常的に利用するGoogle Mapsなどのデジタル地図では、球体である地球を平面に投影する「メルカトル図法」が採用されていることが多い。この図法には、高緯度に位置する地域ほど面積が拡大されて表示されるという視覚的特性が存在する。
そのため、赤道に近い日本やアジア諸国は、北欧のフィンランドや広大なロシアと比較した際に実物より小さく見えがちだ。しかし、地球儀上で正確に面積を重ね合わせる比較を行うと、日本列島は本州から九州、沖縄、そして小笠原諸島に至るまで、南北に極めて長い弓状の巨大な領域を形成していることが一目瞭然となる。視覚的な錯覚を排した地理学的な正当評価が必要とされている。