青森の小規模な野外音楽堂から始まったフェスは、年を追うごとに規模を拡大していきました。埼玉スーパーアリーナでの開催や、お台場野外特設会場での大規模イベントなど、一時は日本のフェス文化の第一線に躍り出たのです。
参加したアーティストの顔ぶれは壮絶でした。アントニオ猪木、首藤康之、人間椅子、筋肉少女帯、BiS、大森靖子、ももいろクローバーZなど、ジャンルの垣根を超えたブッキングは伝説として語り継がれています。
拡大に伴い、運営上の過酷な試練が彼を襲いました。資金繰りの悪化、荒天による天災リスク、集客の乱高下。情熱だけで走ってきた若き主催者にとって、巨大化するイベントの重圧は想像を絶するものだったはずです。