結論から言うと、東京都全体を一律に二分する絶対的な公的ルールは存在しません。使われる文脈によって境界線の位置は大きくスライドします。
最もオーソドックスな地理的視点では、皇居(旧江戸城)を基点とした区分が用いられます。皇居より東側の台東区・墨田区・江東区・葛飾区・江戸川区などを「城東(東東京)」、西側の新宿区・渋谷区・世田谷区・杉並区・中野区などを「城西(西東京)」と呼ぶのが江戸時代からの都市構造を受け継ぐ伝統的な分類です。
一方で、東京都全体をマクロに見る場合は「23区=東東京」「多摩地域=西東京」と捉えるケースも少なくありません。多摩地区26市3町1村が東京の西半分を大きく占めているため、地方出身者やビジネスのエリア営業などでは、この区割りが直感的に受け入れられています。