箱根塔ノ沢一の湯本館の口コミ評判と宿泊記|文化財の宿が愛される真相

箱根塔ノ沢一の湯本館の口コミ評判と宿泊記|文化財の宿が愛される真相

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塔ノ沢温泉の入り口、早川にかかる橋のたもとに威風堂々と佇む姿は、まるでタイムスリップしたかのような錯覚を覚えます。箱根の一の湯本館の歴史は寛永7年(1630年)にまで遡り、箱根屈指の古刹・古宿として江戸時代から多くの湯治客を癒やしてきました。

現在の建物は大正6年(1917年)に建てられた数奇屋造りの木造4階建てで、平成21年(2009年)には箱根の一の湯本館が登録有形文化財に指定されました。木造4階建てという建築様式自体が現代の建築基準法では極めて再現困難であり、磨き上げられた廊下、趣ある欄間(らんま)、歪みのある大正ガラスなど、館内の随所に職人の技と歴史の重みが息づいています。単なる宿泊施設にとどまらず、「生きた歴史遺産の中に泊まる」という特別な体験こそが、この宿最大のアイデンティティです。

中島 亮太
著者

中島 亮太

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。