三重県内に点在する数百もの神社仏閣の中から「最強」を選定するにあたり、編集部では単なる観光人気投票を排し、以下の3つの客観的基準を設定しました。
- 歴史的・神道教理的由緒:『古事記』『日本書紀』や延喜式神名帳への記載があり、千年以上の祭祀の歴史が途切れていないこと。
- 空間的・環境エネルギーの独自性:断層帯、原生林、霊水、巨石信仰など、環境心理学的に深い内省と覚醒を促す地理的条件を備えていること。
- 現実の変容実感:参拝者調査や地域伝承において、具体的な人生の好転や心境の変化が報告されていること。
これらの基準に照らし合わせたとき、頂点に君臨するのは国家の最高神を祀る神宮(伊勢神宮)です。これに次いで、人生の進路を切り拓く道別大祖神(みちひらきのおおかみ)を祀る鈴鹿の椿大神社(つばきおおかみやしろ)、日本最古の神話的墓所である熊野の花の窟(はなのいわや)神社が三強を形成します。
伊勢神宮が「公の祈りと世界調和・国家安泰」を司る場であるのに対し、椿大神社や地域の諸社は「個人の具体的な願望成就や道標」を授ける役割を担っています。この神道構造の階層を理解せず、ただ無差別に願掛けを行うだけでは、聖地が持つ本来のエネルギーと同調することはできません。