A.B.C-Zを語る上で避けて通れないのが、2026年12月21日の帝国劇場公演『ABC座星(スター)劇場2026 〜5 Stars Live Hours〜』をもってグループを脱退した河合郁人の決断です。長年グループの顔・MC担当としてバラエティ番組を牽引してきた中心人物の離脱は、芸能界に大きな衝撃を与えました。
脱退発表時、ネット上では「メンバー間の不仲か」「事務所体制変更に伴う方針の違いか」といった憶測が飛び交いました。しかし、公式発表資料および当時の記者会見で本人が語った言葉は、極めて明確かつ個人的な覚悟に基づくものでした。
「40歳までに自身の冠MC番組を持ちたい、ワイドショーの司会を務めたいという個人の夢と、グループ活動の両立において限界を感じ、中途半端な姿勢でグループに迷惑をかけたくない」――この真摯な告白こそが脱退の真因でした。アイドルとしてのステージパフォーマンスに全身全霊を注ぐ4人と、バラエティ・情報番組のMCという過酷な単独領域に挑戦したい河合。双方が納得するまで膝を突き合わせて話し合った結果导き出された「円満なグループ脱退・事務所残留」という選択でした。
脱退公演のラストステージで5人が見せた熱い抱擁と涙は、決して対立による決裂ではなく、互いの道を尊重し合う「大人の自立」であったことを証明しています。現在も河合はSTARTO ENTERTAINMENT所属のソロタレントとして活動し、メンバーの出演舞台に足を運ぶなど、良好な関係性が維持されています。