この場所の魅力は、プロやエリート選手のためだけに閉じられていない点にある。早朝にはジョギングやウォーキングに汗を流す地元住民の姿が途切れることなく、夕暮れ時には学校帰りの部活生たちが元気にグラウンドへ駆け込んでいく。敷地内の園路は木陰が多く、散策するだけでも心地よいリフレッシュ空間として機能している。
近年のリニューアルによって、スマートフォン一つで空き状況の確認や利用予約、決済まで完結するスマートシステムが定着した。照明のLED化やバリアフリー動線の再整備など、利用者の目線に立った細やかなアップデートが重ねられている。トップアスリートが極限の勝負に挑む同じ敷地で、近所の子どもたちが初めてのボール遊びに夢中になる。この共存の風景こそが、運動公園としての理想形だろう。