ただのカカシですな元ネタの真実|コマンドー名言が愛され続ける理由

ただのカカシですな元ネタの真実|コマンドー名言が愛され続ける理由

ただのカカシですな元ネタの真実|コマンドー名言が愛され続ける理由の全貌を丁寧に掘り下げてご紹介します。

SNSやネット掲示板で頻繁に目にする「ただのカカシですな」というフレーズ。その発祥は、1989年にテレビ朝日の『日曜洋画劇場』で初放送された映画『コマンドー』(アーノルド・シュワルツェネッガー主演)の日本語吹き替え版にあります。

多くの人が「主役のメイトリックス(声:玄田哲章)や、宿敵ベネットが放った言葉ではないか」と誤認しがちですが、実際に口にしたのは、独裁者アリアス元大統領に雇われた傭兵の一人であるディアズです。作中序盤、主人公ジョン・メイトリックスの隠れ家を強襲する直前、警備にあたる護衛兵たちを双眼鏡で偵察しながら、アリアス(声:若本規夫)に向かって報告する場面で発せられました。

実際の劇中では、以下のような息もつかせぬテンポで会話が展開します。

アリアス:「兵士たちの様子はどうだ?」
ディアズ:「ただのカカシですな。俺たちなら瞬きする間に皆殺しにできますよ。忘れないでください、奴らは訓練された軍人じゃない。ただの警備員です」

自信満々に護衛を蔑視するこのセリフは、その直後にディアズ自身が辿る哀愁漂う運命とも相まって、強烈なインパクトを視聴者の脳裏に焼き付けました。直後の襲撃作戦こそ成功したものの、ディアズは後にメイトリックスとショッピングモールで対峙した際、あっけなく返り討ちに遭い射殺されます。この「盛大な前フリ」と「見事な噛ませ犬ぶり」の落差こそが、ネタとして愛好される最大の原動力です。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

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