米田哲也氏が残した通算成績は、まさに異次元の領域に達しています。通算949試合登板はNPB歴代1位であり、通算350勝は金田正一氏の400勝に次ぐ歴代2位。さらに19年連続2桁勝利(1957年〜1975年)という日本記録も樹立しました。先発・救援を問わずフル回転したその足跡を、歴代最多勝記録保持者の金田正一氏および現代のトップ投手と比較検証します。
金田氏が剛速球と縦のカーブを武器にした圧倒的な奪三振マシンであったのに対し、米田氏は切れ味鋭いシュートと制球力、そして卓越した投球術で打者を打ち取る実戦派でした。年間50試合以上の登板を当たり前のようにこなし、先発完投した翌日にリリーフでマウンドに上がる超人的な稼働率は、現代の常識では計り知れない数字です。