医療機関の救急外来やSNS上の体験談で頻繁に見られるのが、「当日に冷房の効いた部屋で休み、水分を摂ったのに翌日も微熱やだるさが続いている」という訴えです。
インターネット上の相談窓口やコミュニティを検証すると、「夜間に熱中症の症状が出て、翌朝測ったら37.8度あった」「だるくて動けない」といった投稿が多数確認できます。これは、一度損傷を受けた筋肉組織からミオグロビンが流出する横紋筋融解症の初期段階や、体内の炎症反応が翌日まで持ち越されている状態です。
「一晩寝れば治るだろう」と過信するのは禁物です。翌日になっても37.5度以上の熱が続く、尿の色が異常に濃い(烏龍茶のような色)、立ち上がるとふらつくといった症状が残っている場合は、潜在的な臓器障害や重度の電解質異常が進行している可能性があります。自力回復を待たず、速やかに内科や総合診療科を受診してください。