家庭用デジタル耳鏡を使って自分の耳を観察する際、安全を確保するための絶対ルールが存在します。
第一に、「観察」と「掃除」を同時に行おうと焦らないことです。映像に夢中になるあまり、耳かきの先端を予想以上に奥へ挿入してしまう事故が多発しています。特に小さなお子様の耳を観察する場合は、子どもが突然首を振った瞬間に先端が鼓膜を突き破る危険性があります。
安全観察のプロのアドバイス:
・固定された静止した状態で覗くこと。
・耳鏡の先端を持った手の手の甲を、相手の頬(または自分の顔の側面)にしっかりと密着させて固定する(アンカーを作る)。こうすれば、相手が急に動いても耳鏡が一緒に動くため、奥に刺さるのを防げます。
また、外耳道の皮膚は非常に薄く、わずか0.1ミリ程度の厚みしかありません。少しの摩擦で簡単に微小な傷がつき、そこから黄色ブドウ球菌などが感染して外耳道炎を引き起こします。耳鏡で見えていても、鼓膜の周りの耳垢を無理に引っ掻き出そうとするのは禁物です。