上島さんの急逝から約1年3カ月後、妻である広川ひかるさんは手記『竜ちゃんのばかやろ』(双葉社)を上梓し、これまで語られることのなかった家庭内での様子や、夫が抱えていた生々しい苦悩を公表しました。
手記によると、テレビで見せる豪快でいじられキャラの「上島竜兵」とは対照的に、素顔の上島さんは極めて几帳面でシャイ、そして傷つきやすい性格でした。夜中に「俺なんか面白くない」「仕事がなくなったらどうしよう」と不安を吐露することが増え、酒量が増加していた様子が克明に綴られています。広川さんは懸命に寄り添い、励まし続けましたが、本人の心深くに巣食った不安を取り除くことの難しさを振り返っています。
一方、ダチョウ倶楽部のリーダー・肥後克広さんと寺門ジモンさんのコメントも、世の人々の涙を誘いました。肥後さんは「何をやっても怒らない竜兵さんが、初めて怒らせるようなことをした。でも、ダチョウ倶楽部は解散しません。2人でダチョウ倶楽部を続けます」と宣言。寺門さんも「竜ちゃんがいなければ今の僕らはない。悲しくてやりきれないが、竜ちゃんの分まで笑いを届ける」と固い決意を語りました。
SNSやネット上では「日本中を笑わせてくれた竜ちゃんが、なぜこんなに苦しんでいたのか」「辛い時は逃げてもよかったのに」といった数多の追悼と悲しみの声が溢れ、国民にいかに深く愛されていた芸人であったかが改めて証明されました。