ヤンマースタジアム長居のスタンド固定席は47,816席を誇り、フィールドにアリーナ席を配置する大型音楽ライブでは約50,000人〜55,000人規模の動員を記録します。国内のスタジアムとしては日産スタジアム等に次ぐ屈指の巨大キャパシティを誇りますが、その広大さゆえにチケット当選時の座席位置が当日の体験価値を大きく左右します。
アーティストの全国ツアーにおけるアリーナ構成は、大きく分けて「メインステージ+センターステージ+エンドステージ(後方)」「外周花道+ムービングステージ」の2パターンが主流です。グラウンド全体が広大なため、アリーナ後方ブロック(E〜Gブロック付近)になるとメインステージ上のアーティストを肉眼で識別することは極めて困難になります。近年の現場取材および関係者への聞き取りによると、大型LEDビジョンを通常の1.5倍規模で設営したり、トロッコ(移動式フロア)でアリーナ外周や陸上トラックを周回させたりする演出設計が標準化しています。
また、ステージ設営の都合上、南サイドスタンド(南側ゴール裏)側にメインステージが組まれるケースが全体の9割以上を占めています。そのため、北サイドスタンド(北側ゴール裏)は完全な「ステージ正面・超ロングディスタンス席」となり、視覚的な臨場感を得るためには高倍率の双眼鏡やスクリーン映像への依存度が高くなるのがスタジアム構造の真実です。