学校生活と並行して、娘たちが幼少期から情熱を注いできたのがクラシックバレエです。都内の名門バレエスタジオに所属し、本格的なコンクールへの出場経験も重ねてきたと伝えられています。
引退セレモニーで見せた見事な姿勢の美しさや優美な身のこなしは、長年培ったバレエの鍛錬による賜物でした。阿部監督自身、現役時代から「娘たちの発表会や舞台を観に行くのが何よりのリフレッシュ」と周囲に漏らしており、多忙なペナントレースの合間を縫って客席から温かい眼差しを送っていた姿が関係者によって証言されています。
また、テレビの特別番組や引退特番で明かされた「愛娘からの直筆の手紙」のエピソードは有名です。「いつも怪我をしながら戦っているパパが誇り」「家にいるときの優しいパパが大好き」という健気な言葉に、普段はグラウンドで鬼軍曹とも呼ばれた大打者が人目もはばからず涙を流した場面は、多くの野球ファンの胸を打ちました。