再びミュージシャンとしての阿部洋介に光を当てよう。彼が属するOUTRAGEは、2022年に結成40周年という大きな節目を迎えた。日本のロックバンドで、メンバーチェンジや長い休止期間を経ながらもオリジナルメンバー中心で40年以上活動を継続することは極めて異例である。
阿部洋介が長年ブレずに活動を続けられた背景には、徹底した「現場主義」がある。どれほどCDが売れようと、どれほど配信時代になろうと、ライブハウスや野外フェスのステージに立ち続ける。観客の目の前で爆音を鳴らし、直に熱量を伝えることこそが音楽家の根幹であるという哲学だ。
「ステージでギターを奏でる瞬間に嘘はない。正確に刻まれたリフこそが、自分たちの存在を証明する唯一の言葉だ。」
この愚直なまでの信念が、若手メタルバンドや同世代のミュージシャンたちから絶大なリスペクトを集める理由である。