交通アクセスの劇的な改善も、この地を訪れる旅人にとって大きな追い風となっている。熊本地震からの完全復旧を果たした南阿蘇鉄道は、いまや世界中の鉄道ファンや観光客を惹きつけるカルデラ観光のシンボルだ。トロッコ列車「ゆうすげ号」に揺られ、渓谷を渡る白川第一橋梁からの眺望を楽しみながら休暇村へと向かうルートは、まさに旅の情緒そのものと言える。
観光庁が推進する高付加価値な国立公園ツーリズムの拠点としても、このエリアは先進的な役割を果たしている。早朝の雲海ツアーやネイチャーガイドとともに歩くカルデラトレッキングなど、ただ泊まるだけにとどまらない体験型アクティビティが豊富に用意されているのも大きな特徴だ。