この寺院の起源は深く、日本最古の観音霊場の一つとして知られています。正式名称を「吾彦山大観音寺(あびこ観音)」と称し、飛鳥時代の創建以来、幾多の戦乱や天災を乗り越えて尊い信仰の灯を守り続けてきました。
伝承によれば、聖徳太子がこの地を訪れた際、自らのお告げに従って観世音菩薩を祀ったことが寺の始まりとされています。以来、病気平癒や難除けの聖地として皇室から庶民に至るまで広く崇敬を集めてきました。
今なお脈々と息づく仏教・観音信仰の深遠さは、本尊である秘仏の聖観世音菩薩に集約されています。目に見えない災いや心の迷いを払い去る慈悲の波動が、境内全体に満ち満ちています。