京唄子さんの人生を語る上で欠かせないのが、相方であり元夫でもあった鳳啓助さんとの関係です。二人は1956年に結婚し、漫才コンビ「唄子・啓助」を結成。「ポテチン」「くたばっちまえ」といった掛け合いで爆発的な人気を獲得しました。
しかし、家庭生活においては金銭感覚や互いの強い自己主張のぶつかり合いが絶えず、1965年に離婚を選択します。当時の芸能界では離婚イコールコンビ解消が常識でしたが、二人はビジネスパートナーとしての関係を維持する道を選びました。
離婚の翌年にスタートした司会番組『おもろい夫婦』(フジテレビ系)は、元夫婦ならではの容赦ない本音トークと絶妙な掛け合いが視聴者の心を掴み、1979年まで続く超長寿番組となりました。「男女の愛を超えた、芸人としての絶対的な信頼」で結ばれていた二人の絆は、1994年に鳳啓助さんが亡くなるまで揺らぐことはありませんでした。