ぎっくり腰を発症した直後、平らな寝具に真っ直ぐ仰向けで寝ると、腰の奥にズキズキとした激痛が走ります。この痛みの主な原因は、股関節前面の腸腰筋(大腰筋・腸骨筋)が緊張し、骨盤を前傾させて腰椎が過剰に反ってしまう(伸展ストレス)点にあります。
立位時の腰椎椎間板にかかる内圧を100%とした場合、足を伸ばした状態の仰向け寝では約25%程度まで下がりますが、ぎっくり腰で炎症を起こしている組織にとっては、このわずかな牽引力でも強い刺激となります。そこで重要となるのが、股関節と膝関節を軽く曲げて腰の反りをリセットする姿勢です。膝を曲げるだけで大腰筋の緊張が抜け、炎症部位への物理的圧迫が劇的に解放されます。