家庭の常備品として定着している無糖茶・緑茶飲料カテゴリーも、例外なく激震に見舞われている。国産茶葉の買い付け価格の上昇に加え、抽出・殺菌に必要な重油や電力価格の跳ね上がりが各社の採算を圧迫。さらに、茶葉の香りを損なわずに長期保存するための遮光・耐熱容器のコストが重くのしかかる。
多くのメーカーは、主力緑茶のボトルのくびれを深くして樹脂量を削り、あるいはラベルフィルムの厚みを数ミクロン単位で薄くするなどの極限のコストカットを重ねてきた。だが、それも限界に達した。結果として起きたのが、パッケージの刷新と同時に行われる微妙な内容量の調整だ。消費者が視覚的にサイズダウンを認識しにくいよう、ボトルの全高を維持したまま直径をわずかに絞る設計技術が、業界内で高度に洗練されている。