前線で部下を束ねる叩き上げの猛将として描かれていたアーグ大隊長ですが、その生い立ちには幾重もの謎が残されています。彼が所持していた紋章入りの懐中時計や、敵軍の最高幹部と対峙した際に見せた意味深な問答は、アーグ大隊長 正体が単なる一介の軍人ではないことを示唆していました。
特筆すべきは、軍上層部の腐敗を告発しようとしていた形跡です。内部調査記録を密かに主人公へ託していた行動から、自らの命が狙われていることを事前に察知していた可能性が極めて高いと考えられます。つまり、あの最前線への配置自体が上層部による意図的な謀殺であったという見方も成立するのです。
こうした多重構造のプロットが存在するからこそ、アーグ大隊長 最期の場面は単なる敗北ではなく、体制への叛逆と次世代への託けという重層的な意味合いを帯びることになりました。