享栄OBのプロでの活躍を語る上で欠かせないのが、広島東洋カープの黄金期を支えた名捕手・達川光男氏だ。「ささやき戦術」に代表される卓越した心理戦とインサイドワークでチームを何度も日本一へと導いた。彼の存在は、享栄野球が単なる体力勝負ではなく、高い野球IQと勝負勘を育む環境であることを証明している。
また、NPB史上に強烈なインパクトを残したのが近藤真市氏(元中日ドラゴンズ)だ。1986年のドラフト1位で中日に入団すると、翌1987年の初登板でNPB史上初となる「初登板ノーヒットノーラン」という大快挙を達成した。あの衝撃的な夜、ナゴヤ球場を揺らしたサウスポーの勇姿は今もオールドファンの語り草となっている。
さらに、2006年に北海道日本ハムファイターズで新人王を獲得した八木智哉氏や、中日や阪神の中継ぎエースとして鉄腕ぶりを発揮した高橋聡文氏など、特に左投手の育成において球界屈指のブランドを誇っている。