2000年代前半、吉本興業の次世代を担う存在として期待を一身に背負っていたキングコング。『はねるのトびら』での過密なロケと即興コントの連続は、彼らの心身を極限まで摩耗させていた。その結果として起きたのが、梶原の約2ヶ月間に及ぶ芸能活動休止と失踪騒動である。
プレッシャーによるストレスは限界を超え、記憶の一部が飛ぶほどの状態に陥っていたという。そうした極限状態の中で家庭生活を維持することは容易ではなかった。若くしてスポットライトを浴びた代償として、私生活の平穏が犠牲になっていた事実は、華やかな芸能ニュースの裏に隠されたリアルな悲劇と言えるだろう。