近年、観光庁が主導する観光地の高付加価値化事業は、全国の伝統的観光地に大きな転換をもたらしている。安価な大量集客から、ゆったりとした時間を愉しむ質の高い滞在体験へ。こうした潮流に伴い、高級リゾート・旅行の需要は日本国内のみならずインバウンド層を含めて急速に高まっている。
伊勢志摩エリアは、伊勢神宮という圧倒的な文化資源と、豊かな海の幸、美しいリアス海岸という世界レベルの観光資源を兼ね備えている。その中心に位置する鳥羽の地に、富裕層や本物志向の旅人を惹きつける滞在拠点を作る意義は大きい。世界的なラグジュアリーホテルチェーンの進出とも相まって、一帯は新たなステージへと踏み出しつつある。