米国内での食品管理を担当するのは、アメリカ食品医薬品局(FDA)と米国農務省食品安全検査局(USDA FSIS)の二大行政機関である。前者が動物用医薬品の認可や飼料の規制を担い、後者がと畜場や加工施設の現場で24時間態勢の物理的検査を実施する。
この二層構造を支えているのが、包括的な食品監視枠組みである食品安全現代化法(FSMA)だ。危害分析に基づく予防管理(HARPC)が義務付けられており、万が一の汚染やトラブルが発生した場合でも、即座に対象ロットを特定して市場から排除する高度なトレーサビリティが確立されている。