安倍晋三氏と昭恵夫人の間には子供はいません。おしどり夫婦として知られ、昭恵夫人は居酒屋経営や各種社会活動を行うなど独自のスタンスで夫を支え続けました。しかし、直系の子孫がいないことで、長年「安倍家の政治的地盤を誰が継承するのか」という後継者問題が大きな焦点となってきました。
2026年の急逝以降、安倍氏の強固な地盤であった山口県の下関市・長門市(旧山口4区)を巡り、様々な議論が巻き起こりました。親族からの後継擁立も取り沙汰される中、2026年4月に行われた衆議院山口4区補欠選挙では、安倍氏の秘書出身で元下関市議の吉田真次(よしだ しんじ)氏が出馬し、圧倒的な支持を集めて初当選を果たしました。
一方、弟・岸信夫氏の地盤(山口2区)については、信夫氏の長男で元フジテレビ記者の岸信千世(きし のぶちよ)氏が継承し、国政の場へ進出しています。
直系の子孫による世襲という形は取らなかったものの、安倍元首相が遺した政策理念と強固な後援会組織は、志を共にする後継議員たちや次世代の親族へと引き継がれ、2026年現在の日本政治においても確固たる影響力を保ち続けています。