安倍元首相の持病は過敏性腸症候群?辞任の真相と難病・潰瘍性大腸炎

安倍元首相の持病は過敏性腸症候群?辞任の真相と難病・潰瘍性大腸炎

安倍元首相の持病は過敏性腸症候群?辞任の真相と難病・潰瘍性大腸炎に関する疑問や疑問点を初心者にも親しみやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。

消化器内科において、過敏性腸症候群(IBS)と潰瘍性大腸炎(UC)は全く異なる疾患として明確に区別されています。両者の混同を防ぐために、その病態と特徴を比較整理します。

過敏性腸症候群(IBS)は、内視鏡検査を行っても大腸粘膜に炎症や潰瘍などの器質的異常が見られない「機能性疾患」です。主に自律神経の乱れや強いストレス、腸内細菌叢の変化が引き金となり、腸の蠕動運動が過剰になることで激しい腹痛や下痢型、便秘型、混合型の便通異常を引き起こします。命に関わる病気ではないものの、日常生活の質(QOL)を大きく低下させます。

対照的に潰瘍性大腸炎(UC)は、大腸の粘膜にびらん(ただれ)や潰瘍が多発する「器質的炎症性疾患」です。自身の免疫システムが大腸粘膜を攻撃してしまう自己免疫異常が主な原因と考えられており、激しい腹痛だけでなく1日に数十回にも及ぶ下痢、粘血便(血便)、発熱、体重減少、貧血といった全身症状を伴います。重症化すると大腸穿孔や敗血症を引き起こし、大腸全摘手術を余儀なくされるケースも珍しくありません。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。