夫が内閣総理大臣に就任すると、彼女の言動は一気に全国民の注視するところとなった。特に、夫の政策方針に対してオープンに異論を唱える姿勢は、メディアから「家庭内野党」と称され、大きな議論を呼んだ。自由民主党の保守的な支持層からは驚きをもって受け止められたが、その飾らない言動こそが彼女の真骨頂でもあった。
政治家の妻という枠にはまらない彼女の行動パターンは、まるで人物ドキュメンタリーの一コマのように波乱に満ちていた。居酒屋の経営や無農薬米の栽培、ミャンマーでの寺子屋支援活動など、従来のファーストレディ像を次々と打ち破っていく。権力の中枢にいながらも、自らの感覚を信じて行動する姿には、賛否両論を含めて多くの人々が引き込まれた。