2010年に渋谷の路地裏で創業して以来、「俺流塩らーめん」は瞬く間に勢力を拡大し、現在では渋谷エリア(総本店、道玄坂店、神南店、桜丘店など)を中核に都内主要駅や海外へも展開しています。激戦区の渋谷で生き残り、拡大を遂げた最大の理由は、「客が最後の一滴まで自分の好みを追求できる自由度」を徹底的にシステム化した点にあります。
一般的なこだわり系ラーメン店では「店主が完成させた一杯をそのまま味わう」ことが暗黙のルールとされがちです。しかし俺流塩らーめんはその逆を行き、「ベースとなるハイレベルなスープを提供し、仕上げは客自身の手に委ねる」という思想を貫いています。このアプローチが、好みが細分化された現代のラーメンファンの心理に見事に合致しました。
さらに、多くの店舗が翌朝6時頃まで営業しているという利便性の高さも、夜の街・渋谷において唯一無二のインフラとして機能している要因です。終電を逃した後の締めの一杯から、始発待ちのエネルギー補給まで、常に温かく迎えてくれる安心感が熱狂的な支持を盤石にしています。