今作で共同監督およびクリエイティブ統括を務めるのは、日本が誇る鬼才・庵野秀明と、時間の概念を揺さぶる「映像の魔術師」クリストファー・ノーランだ。当初はこの二人のタッグ結成自体が都市伝説と噂されていたが、撮影現場の内部関係者によれば、すでに前代未聞の化学反応が巻き起こっている。
CGを極力削ぎ落とした重厚な実写表現に固執するノーランに対し、庵野はアングル一つにまで狂気的な計算を張り巡らせる独特のアニメーション的構図で応酬。東宝株式会社が所有する国内最大級のスタジオを完全封鎖して行われた密室劇のロケでは、たった1カットの撮影に100テイク以上を重ねる場面も珍しくなかった。互いの美学が激突する緊張感は、現場スタッフの手を止めさせるほどの凄みに満ちていたという。