世界をリードする語学教育産業 (Language Education) 全体も、この潮流に呼応している。Oxford University Press が発行する最新の教材や辞書ガイドラインでは、実用的な対人スキルとしての「政治的妥当性(ポリティカル・コレクトネス)と自然さのバランス」が重視されるようになった。
さらに、国際的な英語運用能力試験を運営する British Council (ブリティッシュ・カウンシル) や Educational Testing Service (ETS) のスピーキング評価基準においても、単に文法が正しいかだけでなく、文脈に適した適切な語彙選択(レジスター)ができているかが厳しく見られる。機械的な直訳英語から卒業し、文脈に応じた柔軟な言葉選びができるかどうかが、グローバル社会での評価を左右する時代なのだ。